弊社は2023年3月14日に、ウェビナー「Microsoft広告の事例と活用方法-媒体社と語るMicrosoft広告の特徴-」を開催しました。
この記事では、本ウェビナーの内容をまとめます。
本記事を読めば、「Microsoft広告の概要(ユーザー属性・ターゲティング等)」「Microsoft広告の事例を基にしたGoogleとYahoo!との比較」「Microsoft広告の今後の展望」等について知ることができます。内容を詳細に知りたい方は、ぜひ講演資料をダウンロードください。
Microsoft広告の規模(国内)
Bingの検索ボリュームはFY17〜FY21で+ 70%の増加で推移しており、今後も継続的に成長するための投資を継続していく。
- 国内の月間 Edgeブラウザのユーザー数・・・3,300万(1)
- 国内の月間bing検索数・・・7億(2)
- 国内MSN月間訪問者数・・・6,130万(3)
注1. Microsoft 社内データ | Edgeを有するデバイス | 月間1回以上利用 | グローバル | 2021 年 12 月。
注2. Comscore PC Search Market | 2021年 9 月
注3. Comscore | グローバルデータ | 2021 年 6 月
業種・業界別のBing出稿割合
Microsoft広告に親和性のある業種・案件は、
- 高価格帯商材(自動車、不動産、家電、高級ファッションブランド)
- 購入検討期間が長い商品・サービス(金融商品、旅行、自動車、不動産)
- B2B商品・サービス(ソフトウェア、SaaS、業務用通販、コンサル、士業)
等が挙げられる。
以下は2023年1月時点での業種別広告出稿割合である。
特に赤枠箇所(一般消費財・B2Cサービス等)は比較的、ブルーオーシャンで、現在まだまだ入札オークションが緩やかなカテゴリであると言える。
Microsoft経由でBing検索広告を実施すべき理由
現在はYahoo!広告経由でもBing面への配信がされている(Co-serve)が、将来的にはMicrosoft経由の広告のみ配信されるようになる。そのため、Microsoft経由でBing検索広告を実施すべきである。
Microsoft広告の配信メニューについて
Microsoft広告では「検索広告」と「オーディエンスネットワーク広告」の2種類の広告が提供されている。
Microsoft広告の事例と活用方法
BtoBメーカーとBtoC製造販売の事例について、メニュー別数値を比較すると以下のようになっている。
BtoBメーカー
Microsoft広告ではGoogle、Yahoo!と比較し、
- CTRが最も高い
- CPCが最も安価
- 表示回数(≒検索回数)が少ない
※New Bingの話題性やモバイルでの配信、リワードプログラム等の施策を通じて、配信ボリュームも今後拡大が見込まれる
BtoC製造販売
Microsoft広告ではGoogle、Yahoo!と比較し、
- 指名/非指名キャンペーン共にCVRが最も高い
- 指名キャンペーンに関してCPCが最も安価
- 指名/非指名キャンペーン共に表示回数(≒検索回数)が少ない
※New Bingの話題性やモバイルでの配信、リワードプログラム等の施策を通じて、配信ボリュームも今後拡大が見込まれる
まとめ
- Bingの検索ボリュームはFY17~FY21で+70%の増加で推移しており、今後も継続的に成長するための投資を継続。
- 現在はYahoo!広告経由でもBing面への配信がされている(Co-serve)が、将来的にMicrosoft経由の広告のみ配信。
- (業界・職種によって異なるが)CPCはGoogle, Yahoo!と比較し低く、CVRは高い傾向にある。
※プリンシプル運用実績アカウントの場合 - New Bingのサービス提供開始により、新しい検索体験をユーザーにもたらすとともに、新しい配信方法で広告も組み込まれていく。