皆さんはMapbox広告をご存じでしょうか?Mapbox広告はデジタル地図上に広告を配信するプラットフォームで、Yahoo! MAPアプリなどの地図メディアに広告を配信することができます。
デジタル地図上に、自社ブランドのアイコンやバナー、関連情報を掲載することで、認知の向上とユーザー行動(電話、サイト閲覧、店舗誘導など)を促進することができます。
本記事では、そんなMapbox広告の概要・特長を説明します。
Mapbox広告とは
まずは簡単に「Mapbox」について説明します。
Mapboxのサイトには次のように記載があります。
Mapboxは、様々な情報を集約し自由自在な地図描画を行うことでロケーションデータの活用を推進する地図開発プラットフォームです。
そんな地図開発プラットフォームであるMapboxが提供している地図広告がMapbox広告です。地図上の広告を掲載したい位置に、広告主側で設定するアイコンを表示することができます。現時点では、Yahoo! MAPアプリとWeb版のYahoo!地図に広告を掲載することができます。
Yahoo! MAPアプリの実際の表示を見てみましょう。弊社のある御茶ノ水付近を見てみると、「P」というアイコンが目につきます。これがMapbox広告です。
アイコンをクリックすると、下からポップアップが出てきて、バナー画像と、設定している情報(施設名、住所、電話番号、営業時間など)を表示することができます。このポップアップの中で「電話クリック」「LPへのリンク」「ルートを検索」といったユーザーのアクションを促すことができます。
なぜMap上の広告が重要か
数あるWeb広告の中でも、なぜ地図広告なのでしょうか。すでに地図広告に興味を持っている方がこのブログを読んでいると思いますので説明不要かもしれませんが、地図広告が重要となってきている理由を3つ説明します。
理由1. ローカル検索の増加
ユーザーは、検索エンジンでの検索に加えて、近くの店舗や施設を探すためにローカル検索を行っています。そのため、デジタル地図上の広告は、特にローカルビジネスにとって重要です。
ユーザーは、自分の現在地や目的地に近い場所にあるビジネスを見つけることができ、そのビジネスがデジタル地図上で広告を出していれば、より多くのユーザーにアクセスされる可能性が高まります。
理由2. ローカル広告の高い反応率
地図上の広告は、地理的な場所に基づいてユーザーターゲットを絞ることができます。そのため、ローカルビジネスにとって非常に有用です。スマホでローカル検索をしたユーザーの24時間以内の来店率は50%とも言われています。
理由3. モバイルデバイスの利用増加
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの普及により、ユーザーは常に移動中であり、その場所に基づいた情報を求めることが多くなりました。デジタル地図上の広告は、ユーザーが移動中に自分たちの現在地に基づいて表示されるため、非常に効果的です。
また、モバイルデバイスからのアクセスが増えているため、モバイルデバイスのデジタル地図上の広告は、より多くのユーザーにアクセスされる可能性が高くなります。
Mapbox広告の効果
競合の配信状況や入札単価によって変化しますが、想定されるMapbox広告の効果は次のとおりです。
例:100店舗をお持ちの広告主の場合の1ヵ月の効果
- アイコンの表示回数:50万回~200万回
- アイコンのクリック数(店舗情報の表示回数):1,000回~5,000回
※媒体社からの情報と、弊社実績をもとに掲載。成果を保証するものではありません。
上記の1,000回〜5,000回のクリック(店舗情報の表示)のうち、アクション(電話問合せ・来店など)をしてくれるユーザーが1%いれば、月に10件〜50件程度のCV獲得ができる計算です。
絶対数としては決して多くはありませんが、現状はCPCが低い金額(数円〜数十円)で配信できるため、CPAを抑えられる可能性があります。
まとめ
本記事では、Mapbox広告の概要や特長、Map上広告の重要性を説明しました。
Mapbox広告はまだリリースされてから1〜2年しか経っておらず、まだまだ進化途中の媒体です。しかしこれから配信される地図メディアも増えていく予定ですし、新しい機能の追加も行われています。そして、まだリリースされて間もないため、参入している広告主も少ない状況です。
主に店舗を複数持っている広告主様で、興味のある方はぜひ導入をご検討ください。