Web広告におけるクリエイティブの影響力は、とても大きなものです。Googleディスプレイ広告やデマンドジェネレーション広告、各種SNS広告などを配信するにあたって、画像や動画のクリエイティブは欠かせません。
近年、WEB広告市場は年々拡大しており、それに伴ってクリエイティブの需要も増加しています。それに比例して、Web広告で成果を出すためのクリエイティブ作成の難易度が高まっていると言えます。
そこで今回は、Web広告におけるクリエイティブの重要性と、クリエイティブを作る上で欠かせないペルソナ設計についてご説明します。「そもそもなぜクリエイティブが重要なのか?」「ペルソナを事前に設計する意義とは?」といった疑問を解消いたします。
クリエイティブの重要性
Web広告におけるクリエイティブの傾向
Web広告の出稿額は年々増加しています。その中でも、クリエイティブが成果を左右しやすいソーシャル広告についてはとくに増加幅が大きく、22年と比較すると23年は構成比で1.5ポイント増加(34.7%→36.2%)しています。
Web広告で成果を出すには、静止画・動画ともにクリエイティブの展開が必須となると言えます。
▼インターネット広告媒体費の広告種別
▼ソーシャル広告の構成比推移
※電通/2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析レポート調べ
しかし、ただクリエイティブを揃えればいいわけではありません。Web広告の成果最大化のためには、クリエイティブの量産と検証が必須です。
以下の課題は、みなさんも経験されたことがあるのではないでしょうか。
- クリエイティブが異なれば結果も異なる
- 同じクリエイティブのみの配信ではクリック率の低下が起こる=クリエイティブの疲弊
▼クリエイティブが異なれば結果も異なる
※例:数値は一例
▼クリエイティブは疲弊する
※グラフはイメージ
クリエイティブの量産・検証
Web広告の成果を最大化するためには、クリエイティブの量産・検証が必須です。つまり、クリエイティブのPDCAを回す必要があります。
PDCAは、計画の"Plan"、実行の"Do"、評価の"Check"、改善の"Action"の頭文字をとった、品質改善の手法です。
▼PDCA例
たとえば静止画のバナーであれば、訴求別のテストから始めます。その後、勝ち訴求について更新し、さらにデザインの展開を経て、サイズ別や動画の作成をすることで、クリエイティブの量産・検証を行なうことができます。
ペルソナ設計の大切さ
誰に何を伝えるか
先ほどご説明したクリエイティブのPDCAの回し方ですが、そもそも訴求別のテストの設計はどうしたらよいのでしょう。訴求を考える際には、ターゲットユーザーについてよく知る必要があります。そして、ターゲットユーザーをよく知るために重要なのがペルソナ設計です。
マーケティング用語における「ペルソナ」とは、顧客のユーザー像のことを指します。具体的には、下記のような項目があると、イメージしやすいです。
▼プリンシプルのデジタルマーケティングセミナー集客のための、基本ペルソナ例
※イメージです
ターゲットのニーズや悩みを明確に
ペルソナがわかれば、次に訴求軸を整理できます。ターゲットのニーズや悩み、課題などをリストアップすることで、「強み」を見つけて訴求にすることができます。
▼ニーズや悩み、課題などの肉付け
ここまで整理できれば、このユーザーに刺さりそうな訴求軸をいくつか挙げることも簡単になります。
訴求の例:
- デジマの最新情報を収集できる場
- 気軽に参加可能なオンラインイベント
- 他社のデジマ施策を学べる
▼「デジマの最新情報を収集できる場」訴求のクリエイティブ例
※イメージです
まとめ
この記事では、Web広告におけるクリエイティブの重要性と、クリエイティブを作る上で欠かせないペルソナ設計についてご説明しました。
しかし実際にこれらをしっかり理解し、計画的にPDCAを回すことは、かなりの工数と労力がかかり大変です。その重要性を理解していても、思い通りに実行できる広告主は決して多くはありません。そこで皆さんにご紹介したいのが、プリンシプルの「Web広告クリエイティブサービス」です。
プリンシプルでは今回ご紹介した内容を踏まえて、AIを使用した的確なペルソナ設計から、さまざまな課題解決のためのクリエイティブ作成を実施しています。AIは使い方次第ではありますが非常に便利なツールです。Web広告に欠かせない画像クリエイティブも、一部でAIを使うことで成果向上に繋げられる場合があります。
- 自社で広告運用をしているが、運用に手いっぱいでクリエイティブのPDCAを回せていない方
- 広告代理店に運用を依頼しているが、クリエイティブの効果を実感できていない方
- ペルソナの像が頭打ちし、クリエイティブの量産ができておらず勝ちパターンが分からない方
上記のようなお悩みがある方は、ぜひこちらから資料をダウンロードして、詳細をチェックしてみてください。
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