Microsoft広告をご存じでしょうか。2022年より広告媒体として注目を集めており、特に媒体の特性上、ビジネスユーザーや高年収のユーザーに利用されており、BtoBや高価格帯の商材での広告として徐々に活用がされております。
今回はMicrosoft広告について、広告配信までに必要なフローを解説します。是非参考にして頂ければと思います。
今注目されているMicrosoft広告
Miceosoft広告は今注目されている媒体の一つです。2022年12月現在の調査では、検索メニューの配信面であるBingで日本のPC面のシェアはYahoo!を抜いているほどです。利用可能な配信面は検索エンジンではBing、オーディエンスネットワークではMSN、Edge、Outlook.comがあります。
またユーザー属性に目を向けると、Googleと比較して「年収レンジが高い」「意思決定者の割合が高い」「正社員・個人事業主の割合が高い」傾向があります。その上MicrosoftはLinkedInを買収していることから、LinkedInの職業・企業データを活用したターゲティングも可能です。
このように広告配信媒体を決める上で重要な項目であるユーザー属性×ターゲティング精度がそろっており、BtoBや金融や保険などの高価格帯商材向けに適していると想定されます。
※UU数はGoogle、Yahoo!と比較するとまだまだ少ないので、筆者の肌感だと配信ボリュームは10分の1程度と感じております。
参考:Desktop Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats
現在、広告出稿されている企業数はGoogleやYahoo!と比較すると少なく、早期にMicrosoft広告を開始すると検索上位かつ低CPCで広告配信できる等、先行者利益を得られるでしょう。
Microsoft広告には検索とオーディエンスネットワークという2つのメニューがあります。細かい仕様の違いや配信メニューの有無の差はありますが、基本的にはGoogleやYahoo!と同様に実装できます。
Microsoft広告アカウントの発行の事前準備
アカウントの発行前に下記情報が必要です。事前に準備頂けるとスムーズにアカウントの開設ができると思います。
- 広告主詳細:
広告主アカウント名、広告主住所、広告主電話番号、タイムゾーン、通貨 - 新規アカウント ユーザー情報 :
ユーザー姓名、メールアドレス - 新規アカウント支払い情報:
「支払い元: 広告主/代理店」「支払いタイプ: 後払い/前払い」「 支払い方法: クレジットカード/月次請求書」
Microsoft広告アカウント発行の手順
Mcrosoftアカウント作成
Microsoft広告アカウントの作成にはMcrosoftアカウントが必要です。
①下記URLから「Sign Up」をクリック
https://about.ads.microsoft.com/ja-jp/get-started/sign-up
②リンククリック後、Outlookのアカウントを作成するか、既存のマイクロソフトアカウント以外のメールアドレスでアカウントを作成しメールアドレスを記入後、「次へ」をクリック
③パスワードを作成し、「次へ」をクリック
④「お名前の入力」にご自身の名前を記載後に「アカウントの作成」にてロボットによるクイズに回答する
⑤ セキュリティコードを送るメールアドレスか電話番号を記入し「次へ」をクリック
⑥送られてきたセキュリティコードを記入し、「ご本人確認のお願い」を実施。再度セキュリティコードを記入したメールアドレスか電話番号を記入し、「コードの送信」をクリック
⑧「コードの入力」にて送られてきたコードを入力し、「確認」をクリック
⑨「パスワードから自由になる」では、スマートフォン経由でのサインインを希望する場合は「今すぐ入手する」をクリック。※希望しない場合は「キャンセル」を クリック
新規Microsoft広告アカウントの作成
①「エキスパートモードで最初のキャンペーンを作成する」をクリック。
②企業のビジネス情報を入力
③広告主アカウントを作成の場合、「主な用途」項目は 「この事業を推進するために」を選択後、「アカウントを作成」ボタンをクリック。
④希望の支払い設定と支払方法を選択し、クレジット カード情報や請求先住所を入力
※代理店が支払い元の場合は同様に一旦上記選択、アカウント開設後、代理店に支払元変更
⑤「登録完了」クリックで完了
補足:マイクロソフトアカウントが既にある場合
①下記URLから「Sign Up」をクリック
https://about.ads.microsoft.com/ja-jp/get-started/sign-up
②「新しいMicrosoft広告アカウントに新規登録する」を選択し、アカウント情報を入力
まとめ
この記事では、今注目されているMicrosoft広告のアカウント発行手順に関して紹介致しました。現状Yahoo!経由でもBing面への検索広告は配信されるものの、将来的にMicrosoft広告からの掲載のみになる可能性もあるので、事前にアカウント発行・準備を進める必要がありそうです。
弊社ではMicrosoft広告を始め、GoogleやYahoo!、SNS広告、各種DSPなどの広告運用のサポートをしております。またデジタルマーケティングの各分野のトップスペシャリストがチームとなって広告だけでなくSEO、アクセス解析、GA4活用設計、ダッシュボード構築などデジタルマーケティングにおける包括的な課題解決のサポートをしております。デジタルマーケティングの各種分野で課題をお持ちの企業様は是非一度、お問い合わせ頂けますと幸いです。