Universal Analytics(以下、UA)で作成できた、GAユーザーが任意の条件でトラフィックをグルーピングできる「カスタムチャネルグループ」をGA4でも作成できるようになりました。
本記事ではこのカスタムチャネルグループについて、GA4での概要と特徴について触れていきます。
カスタムチャネルグループの利用シーン
カスタム チャネル グループは、レポートのディメンションやオーディエンスで利用することができます。
また、複数の媒体に広告を配信している場合、デフォルト チャネル グループでは振り分けられないパラメータ値がある場合等は、カスタム チャネル グループを作成することをおすすめします。
カスタムチャネルグループの作成方法
カスタムチャネルグループはGA4管理画面にある管理メニューの [データ設定] > [チャネル グループ] より作成可能です。
チャネル グループ一覧には、デフォルト チャネル グループが最初から追加されていて、カスタムチャネルグループを新規作成する場合は [新しいチャネル グループの作成] を選択します。(デフォルト チャネル グループの設定を変更することはできません。)
作成画面では、チャネルリストにはデフォルト チャネル グループと同様のリストが標準で設定されており、再利用または [新しいチャネルの追加] より新規チャネルを追加します。
作成可能な上限数
GA4のプロパティによって、作成できる上限数が異なります。
カスタム チャネル グループの作成上限
- 標準プロパティ:2
- 360プロパティ:5
1つのグループに作成できるチャネル数の上限
- 標準プロパティ:25
- 360プロパティ:25
※デフォルト チャネル グループはカウントされません。
条件設定に使用可能なディメンション
条件設定に使用可能なディメンションは以下6個です。
- デフォルト チャネル グループ
- メディア
- 参照元
- 参照元プラットフォーム
- キャンペーンID
- キャンペーン名
今後、アップデートで追加される可能性はありますが、UAと比較して使用可能なディメンションが減少しているのでご注意ください。
チャネルリストは並び替え可能
グループ内のチャネルリストは、順序に基づいてグルーピングされます。例えば複数のチャネルに該当するトラフィックは、先に条件に一致したチャネルに振り分けられるため、優先度に応じて順序を設定する必要があります。
チャネルを作成した後に順序を変更する場合、 [並び替え] をクリックすると変更可能です。
まとめ
この記事では、GA4におけるこのカスタムチャネルグループについて、概要と特徴について解説しました。
基本的にUAとほぼ同じ仕様のため、UAでカスタム チャネル グループを作成した経験がある方は容易に、作成したことがない方でも難しい作業ではないため直感的に作成できると思います。ぜひご活用ください。
カスタム チャネル グループ に関するヘルプドキュメントは以下をご覧ください。