大阪シーリング印刷株式会社
業種:印刷
課題
サイトリニューアルを控えているものの、リニューアルの方向性やデジタルマーケティングの戦略が定まっていない
施策
- リニューアル戦略立案(競合調査、カスタマージャーニーマップ作成、KPI設計、ユーザーテスト)
- 月次解析コンサルティング(KPIレポーティング、CRM分析、改善施策提案)
- リニューアル開発伴走(ワイヤーレビュー)
結果
- 自社サイトの良い点、悪い点が明確になり、改善すべき点が理解できた。
- 戦略立案での調査結果や分析観点を意識しながらサイト改善を進められている。
- サイトを作って終わりではなく、見るべき指標を立てて数字を追う新たなPDCAサイクルが確立できた。
シール印刷業界売上1位!業界のリーディングカンパニー
インタビュー受け手
大阪シーリング印刷株式会社
企画製版本部 本部長 山本 真也様
東京第2営業部 営業第2課 次長 粟屋 真由美様
東京第2営業部 営業第2課 主査 千葉 修平様
インタビュー聞き手
プリンシプル
解析コンサルタント 吉本 光一朗
大阪シーリング印刷は、1927年創業のシールや、フィルム製品、パッケージ、ラベリングシステムの販売を行う企業です。
シール印刷業界売上1位※、タック紙・シール国内シェア30%※、OSPグループ全体で年間売上1,035億円という実績があります。(※出展 :「日本のラベル市場2023 ラベル新聞社」)
営業拠点が全国に33ヶ所にあり、スピーディーかつ細やかな対応が可能とのこと。また、印刷に関する知識があるセールスクリエーターが顧客のニーズに応えた企画・デザインを提案されています。
そして、グループ企業でシール・ラベルの原紙製造していることや、製造拠点が国内に18ヶ所あることで、高品質ながらコストを抑えて、短納期の対応も強みだそうです。
昨今はSDGsの一環として、デジタル印刷の推進も取り組まれています。
そんな、シール印刷業界のリーディングカンパニーである大阪シーリング印刷の山本様、粟屋様、千葉様にプリンシプルのサービスを利用した感想などお伺いしました。
データドリブンなサイトリニューアルへの挑戦
――吉本:この度はプリンシプルのリニューアル戦略支援をご依頼いただきましてありがとうございました。弊社へのご依頼に至るまで、どのような経緯があったのでしょうか。
山本様:商品を売る経験はあるものの、データに対して仮説を立てて、分析・活用することをこれまでしてきませんでした。
なので、データ分析のプロフェッショナル企業に依頼し、社内のメンバーも勉強したいと考えていました。
複数のマーケティング会社とお話をしましたが、プリンシプルを採択した決め手は、伴走支援をしてくれることです。
プリンシプルのコンサルティングを通して、弊社メンバーもデジタルマーケティングの知見を深め、分析手法を取得していけると感じたことが一番の大きな理由です。
プリンシプルのサービスを通して、高まったデジタルマーケティング志向
――吉本:ご評価ありがとうございます。弊社サービスを受けての感想や、印象に残っていることがありましたら教えてください。
山本様:コンサルティング会社への依頼は初めてだったので、プロジェクトの前半は正直探り探りでした。
リニューアル戦略立案で実施した競合調査は勉強になり、現在もその調査結果や分析観点を意識しています。
また、ユーザーテストはサイト改善の参考になりました。ユーザーテストは大人数でするものだと思い込んでいたので、5名で調査を実施できるのは驚きでした。
粟屋様:コンサルティング開始まで、サイト分析の必要性は良く分かっていませんでしたが、実際に競合調査を通して自社サイトの良い点、悪い点が良く分かりました。
他社のベストプラクティスと自社サービスの強みを組み合わせれば良いということに気づいてからは、サイト改善は早く進めるべきだと強く感じました。
千葉様:サイト改善については、自身の営業経験から改善の方向性について、何となくイメージがありましたが、プリンシプルのコンサルティングを通して、そのイメージが正しいことが裏付けされて良かったです。
また、これまで配信してきた、メルマガの分析を通して、成果の良い配信タイミングがあることは意外でした。現在はそのタイミングで配信するようにしています。
今回はユーザーテストを現行サイトで実施しましたが、新サイトでも実施して、サイトのパフォーマンスを改善し続けたいと考えています。
サイトで得たリードを法人営業に繋げ、営業全体の売上アップへ
――吉本:プロジェクト終了後、御社内でデジタルマーケティング面で変化はありましたか。
千葉様:以前はやってこなかった成果検証を積極的にするようになりました。広告ランディングページからの見積依頼の成果確認を隔週で行っています。
プリンシプルとのプロジェクトがなかったら、このような取り組みを実施することはなかったと思います。
粟屋様:広告経由で優良顧客を獲得することができました。サイトからの購入が複数回あり、営業担当が訪問して対応することで獲得に繋がりました。
今後もネット経由の獲得をさらに増やし、シールマーケットの売上目標達成を目指していきます。
売上アップのためにサイトのパフォーマンスを更に向上していきたい
――吉本:最後に、今後取り組まれたいこと、プリンシプルへ期待することについて教えてください。
山本様:BtoCだけでなく、BtoBの顧客も獲得できるハイブリッド型のサイトにしていきたいですね。ECサイトからの問合せを営業と連携し、会社全体の売上を上げていくことが理想の形だと思います。
その文脈で、新サイトのスポット分析をプリンシプルにしてもらえると、また新しい気づきを得られるのではと考えています。
粟屋様:まずはサイトを作りっぱなしにしないことですね。リニューアル後の改善点をさらに明らかにしたいです。時流に合わせてブラッシュアップを繰り返しながら、しっかりとPDCAを回していきたいです。