ダイヤモンド・リテイルメディア
お客様インタビュー
- 小関 哲平様(上):ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 責任者
プリンシプルに決めた理由
――木田:プリンシプルのSEOコンサルティングを選んでいただきまして、ありがとうございます。SEOについては、以前は他のベンダーさんを利用されていたのでしょうか。
小関:SEO専門的なところにお願いしたのは、プリンシプルさんが初めてです。
出版業界全体でビジネスをWebへ移行していく大きな流れがあります。弊社もWebに投資していく中で遠回りはしたくないと思っていました。
プリンシプルさんは一人ひとりがプロフェッショナルで引き出しが多く、「御社にとってこれが最適です」と提案いただけるので、非常にやりやすく感じています。
――木田:SEO施策をやろうと思ったきっかけはなんでしたか。
小関:私たちは、ダイヤモンドグループの中で流通に特化したメディアとして、高い品質の記事を持っていると自負しています。しかし、それが紙媒体でしか活かせていませんでした。ニュースサイトの側面があるのに、他の媒体よりも記事化に時間が掛かってしまったり、うまく、Googleにコンテンツを伝えきれておらず、自然検索からの流入が少ないという事実がありました。それが、私がWeb制作会社からの転職で現職に就いた約3年前です。
サイトのデータを見ると問題が多く、とにかく、Webをなんとかしようと決めたのですが、出版社だからどうしていいかわからなかった状態です。そこで、コンテンツマーケティングをメインとしているSEO業者さんにお願いしたのですが、技術的な話に終始しがちだったこと、10倍の改善をしたかったのに、改善幅が1.1倍だったことから、別の、成果を出してくれるSEOパートナーを探していました。
利用したサービスの成果
――木田:私のAIと広告を掛け合わせたトピックのセミナーに参加いただいたそうですね。
小関:木田さんのセミナーでのお話は、弊社はリスティング広告の運用はしていませんでしたが、大変具体的でわかりやすかったです。Googleの公式コミュニティのトップコントリビューター3名のうち一人とおっしゃっていたのも印象に残っています。また、御社顧問の佐藤純さんの本をもともと読んでいたので、以来プロフェッショナル集団であるプリンシプルさんに惹き込まれていった感じです。
実際に、御社コンサルタントの提案を受けた際、引き出しの多い知見から適切に提案いただけたので信頼感を得まして、発注を決断しました。
媒体としての力はページビューで測られるところが大きいので、ページビューを増やしたい気持ちがある一方、実は、出版社としてあまり大型の投資できないという現実がありました。しかし、提案が的を射ていましたので、弊社としては、大型のWeb投資は初めてでしたが、発注させていただきました。振り返って、投資価値は大変大きかったと実感しています。
成果を数字で表すとすると、ストック記事を拡充すること、AMPという技術的な対応をしたこと、カテゴリの整理をしたことで、PV数が 20倍に伸びました。
おかげで、広告売上も好調で当初全社売上の5%だったのが、現在は約11%。来期は25%まで増加させる計画です。売り上げ額で言うと、数倍になりました。
まず、最初の提案として、ニュースサイトにとってやるべきことを示してくれことは良かったですね。
――木田:提案を採用していただいたあとは、御社の実行力のおかげだと思いますが、期待に応えられてよかったです。
小関:社内でのプレゼンスが上がり、社内の他部署から我々デジタル推進室と一緒に何かやりたい。という声が上がるようになりました。
来年3月末までに越す500万PVを目標としています。業界ナンバーワンメディアと言えるようになりたいですね。
――木田:数字の面で成果がでたのは大変喜ばしいです。プリンシプルの仕事の進め方の面で何かこうしてほしいというような期待はありますか。
小関:弊社側で技術面が追いつかないので、CMS周りなどもう半歩くらい伴走して技術面のアドバイスやフォローアップをしていただけるとありがたいですね。
プリンシプルさんを始めとする外部のパートナーさんの力も借りて、主要な競合サイトのページビュー数をベンチマークとしながら、追いつき、できれば超えたいと考えています。そのためには、専門メディアとしてのSTPをきちんと確立することも重要と考えています。
その時にまたお手伝いしてほしいと思っています。
――木田:データ活用という文脈で、こんなことを考えています、というものはありますか。
小関:流通業界は、老舗と言われるような会社さまが多い一方、確度の高いデータを持っていないことが多いです。弊社は確度の高いデータを豊富に持っていますので、顧客データに特化した広告販売やデータをサブスク販売できるかもしれないと見ています。
こういった顧客データを持っていることで、広告出稿やデータの販売といったビジネスモデルにシフトしていかないといけないなと思っています。そうすれば、弊社にとっての収益源である広告が、同時にサイト訪問者さまにとって参考となるような、記事と関連性の高い広告を出すということもできるようになるのではないかと考えています。
――木田:その構想ですと、広告主、読者、御社三方とも良しという嬉しいという関係が築けますね。
小関:御社のコンサルタントから、広告は見たい人見ますから、と一言いただいたのが印象に残っています。
コンバージョンにつながるご提案をしていただけるのがプリンシプルさんなので担当のコンサルタントをはじめ信頼しています。
木田:今後もできる限りご支援させていただきますので、その際にはぜひお声掛けください。