「インプレッション損失率が悪化傾向にあるが良い改善策が思いつかない」とお困りではありませんか?
本稿はインプレッションシェアについて、そもそもインプレッションシェアとは何か、インプレッションシェア損失率を改善するためにはどうすればいいか等を詳しく、ロジックツリー図と共に解説しています。
インプレッションシェアとは
インプレッション シェア(IS)とは、広告表示機会の合計のうち、実際に広告が表示された回数が占める割合です。
インプレッションシェアの指標が100%に近いほど広告表示の機会を獲得出来ているということになります。逆を言えば、例えばインプレッションシェアが50%であれば半分の50%が広告を表示する機会を損失しているということになります。
数式で表すと、「インプレッション シェア = 表示回数 / 広告が表示される可能性があった推定回数」となります。
意外と見落としがちな重要指標|インプレッションシェア損失率
インプレッションシェアについては理解が進んだところで、次はインプレッションシェアが実際にどのような理由で失われているかを知る必要があります。そのための指標として、ここでは「インプレッションシェア損失率(予算)」と「インプレッションシェア損失率(ランク)」について、説明していきます。
※インプレッションシェアの損失に関する指標については、管理画面で確認することができます。
インプレッションシェア損失率(予算)とは
インプレッションシェア損失率(予算)は、広告表示機会の総数に対して、キャンペーンの1日の予算が不足している・アカウント残高が不足していることにより広告が表示されなかった回数の割合です。
インプレッションシェア損失率(ランク)とは
インプレッションシェア損失率(ランク)は、広告表示機会の総数に対して、広告のランクが低いことにより広告が表示されなかった回数の割合です。
インプレッションシェア損失率の改善方法
インプレッションシェア損失率(予算)の改善方法
インプレッションシェア損失率(予算)の改善方法には以下の3つがあります。
- 日予算を引き上げる
- ターゲットを絞る
- 入札価格を抑制する
まずは日予算を引き上げを検討し、難しいようであればターゲットを絞ったり入札価格を抑制する、という流れで改善するとよいでしょう。
インプレッションシェア損失率(ランク)の改善方法
インプレッションシェア損失率(ランク)を改善するには、広告ランクを上げる必要があります。具体的には以下の3つの方法が考えられます。
- 品質スコアを上げる
- 入札価格を引き上げる
- 広告表示オプションなどの実装
まとめ
ここまでインプレッションシェアに関して説明してきました。一点注意していただきたいのは「インプレッションシェアだけに固執して運用改善に取り組まない」ということです。まずはしっかりとインプレッションシェアの特性を理解し全体の指標を俯瞰したうえで、どのような対策を取れば良いのかを考えていくことが重要かと思います。