4月21日にGA4に関するウェビナーを開催し、なんと400名近くの方に申し込みいただきました。これはプリンシプルでの単独ウェビナー史上、1位を争う参加人数でした。ありがとうございます!
今回は大盛況であった、GA4ウェビナーの内容をまとめていきます。まだ世に出回っていない情報ばかりなので、ウェビナーを見逃した方はぜひこちらの記事をご覧ください。
もっと詳しく知りたい方は、下記リンクより動画をダウンロードしてご視聴ください。
目次
- GA4とユニバーサルアナリティクスの違い
- GA4で最適化できるコンバージョン増加戦略
- 同戦略を立案・評価するためのGA4活用例
GA4とユニバーサルアナリティクスの違い
セミナーの冒頭では、GA4とユニバーサルアナリティクス(以下、UA)の相違点について説明しています。両者は名前こそ同じものの異なる点が相当あるため、まったくの別製品と考えてもらって構いません。以下が相違点の一覧です。
例えばUser Interfaceは、レポート画面がFirebaseの画面であるため、従来のGAとは異なります。それに伴い、レポート数も100個以上だったのが17にまで減少しました。
GA4で最適化できるコンバージョン増加戦略
以上のようにUAとGA4では相違点がかなりあります。そのため、「コンバージョンの増加」という目的が同じでも活用方法は変わってきます。
この章ではコンバージョン増加戦略の最適化方法について述べていきます。
従来のUAで最適化できるコンバージョン増加戦略
GA4での戦略最適化を説明する前に、まずは従来のUAで最適化できるコンバージョン増加戦略を説明します。
UAで最適化できるCV増加戦略は「ロワーファネル刈り取り戦略」でした。このロワーファネル刈り取り戦略はファネルのボトムに近いユーザー、つまりアクションに近いユーザーをサイトに誘導する戦略です。
この戦略においてはアクションに近いユーザーを狙っている性格上、サイト訪問から時間を置かずにCVしてもらう必要があります。そのため、サイト内検索最適化やレコメンデーションなどの戦術を主に使っていたのではないでしょうか。
そのため、GAで利用するレポートは必然的に「セッションベース」がメインでした。つまり、UAは「ロワーファネル刈り取り戦略」をとっている場合に最適なツールであったと言えます。
しかしロワーファネルにいるユーザー数には限りがあるので、成果が頭打ちの傾向にあります。そこで登場したのがGA4なのでしょう。
GA4で最適化できるCV増加戦略
GA4で最適化できるCV増加戦略は、「選択的ユーザー獲得戦略」です。これはユーザーがファネルのどこにいるかは問わず、自社製品を中長期に渡って購入・利用してくれるユーザーを選択的にターゲティングすることです。
従来のロワーファネル刈り取り戦略では、ボトムにいるユーザーすべてをターゲティングしていました。それに対し、「選択的ユーザー獲得戦略」はユーザーのファネルの位置に関わらず、自社にフィットしたユーザーを獲得する戦略です。
下の図をイメージするとわかりやすいです。
ここから、GA4はLTV増加のための戦略に最適なことがわかります。
同戦略を立案・評価するためのGA4活用例
本セミナーでは、最後にGA4の活用例を説明しています。
こちらはGA4の実際のレポートをお見せしながら説明していますので、しっかりと理解したい方・GA4の導入を検討されている方はウェビナーを視聴することをお勧めします。以下のリンクから動画をダウンロードいただけます。
本記事では簡単に活用例について説明します。これまで述べてきたようにGA4は自社にフィットしたユーザーを見つけるために最適なツールです。ここで、自社にフィットしたユーザーを見つけるためには「一定期間におけるユーザーあたりのLTV」の高いユーザーセグメントを見つけることが原則となります。
セグメントの軸には、
- 特定のキャンペーンを踏んだか否か
- 最頻デバイスや利用デバイスカテゴリの数
- 特定コンテンツをランディングページとして利用したか否か
のような「ユーザーで一意に決まるディメンション」を利用します。
まとめ~GA4をどう活用すべきか
まだGA4の情報はあまりネットに出回っていません。GA4の導入を検討されている方は、ぜひ今回のウェビナーを参考にしていただければと思います。