CRM
Googleアナリティクス
2020年6月2日
CRM×GA統合基盤を活用!自社の顧客データ分析手法
村松沙和子・データ解析コンサルタント
最大のポイント
顧客理解、施策企画から効果測定まで総合的にPDCAサイクルを回す
顧客の課題
売上を伸ばすために、新規獲得において、見込みが高い潜在顧客層に集中投資したいがどうすれば良いのか、また、既存顧客に対して、ロイヤルカスタマーになっていただくための適切なアプローチをとるにはどうすれば良いのか、と相談を受けることがあります。
①優良顧客がどうのようなペルソナなのか把握できない
ロイヤルカスタマーになる優良顧客の、プロフィールや行動パターンといったペルソナ像を把握できていない。ペルソナ像の理解に、CRMデータにWeb行動データを統合した分析や、ユーザーのニーズ調査が必要だが、その経験が不足している。②成功確率の高い合理的な施策を立てられない
優良顧客のペルソナ像を把握できていないために、顧客獲得やロイヤルカスタマーに育成するための施策が分からない。そのため、収益性の低い施策を実施してしまっている可能性がある。③施策企画から実施、効果検証までのPDCAを定常化できていない
施策の企画し実施できたとしても、CRMデータとWeb行動データの分析に基づいた効果検証が難しい。また、効果検証に基づいたPDCAを回し続ける経験が不足している。01
キックオフミーティングにて、KGI/KPIツリーを整理します。ステークホルダーとKGI/KPIの合意をとることで、目指すべきゴールの認識を合わせます。
02
定量・定性調査によって優良顧客のペルソナ像を導き出し、CRM課題を明確化にします。定量調査ではCRMデータやCRM×Googleアナリティクス統合データを用いた調査を実施し、定性調査では顧客アンケート、ユーザーテストなど実施します。
事前準備としてGoogleアナリティクスの追加設定が必要となります。カスタムディメンションへ会員IDと、ClientID(GA上でのユーザー固有のID)、Timestampの格納を行います。
03
仮説と施策の優先順位、実施状況の管理を行います。優良顧客ペルソナ像を狙った施策リストアップし、期待できる効果、作業工数、費用から優先順位を付けます。施策は企業様にて実施いただき、その状況の管理を行います。
04
すぐに実施でき、成功体験を創出する「Quick-Win」の施策を企画します。施策実施に向けての施策概要の企画、対象KPI設計を行います。Quick-Winの実施後には、KPIの目標と実績、改善点/展開策のレポートを作成し、内容報告します。
05
Quick-Win施策により、優良顧客の獲得や、ライフタイムバリューを高めることに成功した場合、中期的な売上目標達成シミュレーションを行います。また、KGI/KPIの目標値にブレイクダウンし、販売戦略の軌道修正に繋げます。